RISC-Vは新時代のプロセッサイノベーションを実現するオープンISAです。オープンスタンダードインターフェイスとRISC-V処理アーキテクチャをさらに使いやすいものにするために、Western DigitalはRISC-Vエコシステムの拡大をサポートするハードウェアおよびソフトウェアソリューションを提供しています。
Western Digitalは3つのRISC-V Core、SweRV Core EH1、EH2、EL2を開発しました。
Western Digital SweRV Core EHX1は、32ビット、双方向スーパースカラー、9段パイプラインコアです。SweRV Core EH2はEH1から構築されましたが、パフォーマンスを向上させるためにデュアルスレッド機能を追加しています。SweRV Core EL2は、中程度のパフォーマンスを備えた小型のコアです。SoCのステートマシンやその他のロジック機能を置き換えることができます。
近い将来、SweRV CoreはさまざまなWestern Digital製品で使用される予定です。これら3つのコアはすべて、CHIPS Alliance githubでオープンソース化されています。CHIPS Allianceはオープンソースハードウェアとオープンソースソフトウェアの設計ツールを開発する組織です。この組織はRTL開発のコストを削減する、バリアフリーのコラボレーション環境です。SweRV Core EH1はhttps://github.com/chipsalliance/Cores-SweRVで入手できます
EH2はこちら:https://github.com/chipsalliance/Cores-SweRV-EH2
EL2はこちら:https://github.com/chipsalliance/Cores-SweRV-EL2
Western DigitalのOmniXtendは、最新のイーサネットスイッチのプログラマビリティを利用したオープンキャッシュコヒーレンスプロトコルであり、プロセッサのキャッシュ、メモリコントローラ、アクセラレータがイーサネット互換ファブリック上でコヒーレンスメッセージを直接交換できるようにします。永続性メモリーをプロセッサに効率的にアタッチするための完全にオープンなソリューションであり、コンピューター、ストレージ、メモリー、I/Oコンポーネントに接続する高度なファブリックが将来開発された場合、こうした技術をサポートする潜在能力があります。
OmniXtendはTileLinkコヒーレンスプロトコルに基づいて構築されており、プロセッサチップ外に拡張できます。OmniXtendデータプレーンのプログラマビリティにより、新しいシステムソフトウェアや新しいASICを導入しなくても、プロトコルの将来の改善を現場にすぐに展開できます。OmniXtendの今後の開発は、CHIPS Alliance組織で行われます。詳細についてはこちらをご覧ください:https://github.com/chipsalliance/omnixtend
RISC-Vを活用させるには、それを取り巻く完全なソフトウェアエコシステムが必要です。エコシステムのコンポーネントは非常に多様であり、低レベルのファームウェアとブートローダーから完全に機能するオペレーティングシステムカーネルやアプリケーションに至るまで、すべてのレイヤーに広がっています。これらの各コンポーネントは、RISC-Vの成功に不可欠であり、オープンソースの普及の拡大により構築が促進されています。
Western Digitalはエコシステムのイノベーションを促進するために、Linuxコミュニティに大きく貢献しています。詳しくはhttps://github.com/kvm-riscvをご覧ください。
情報へのアクセスがあれば、可能性は無限です。データの流れを加速してデータを強化しましょう。
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2020年1月15日
Western Digital 2019 RISC-V Summitの基調講演で新しいSweRV CoreとOmniXtendのリファレンス設計を発表
ビデオ
2020年1月15日
2019 RISC-V SummitでのCHIPS Allianceの基調講演で、同組織と最新の開発への取り組みについて説明してます。
ビデオ
2020年1月15日
キャッシュコヒーレントイーサネットベースのメモリファブリックであるOmniXtendの技術アップデート。
ビデオ
2020年1月15日
Western Digitalの新しいRISC-V SweRV Core EH2およびEL2の技術的詳細。
ビデオ
2020年1月15日
RISC-Vの最新のGCCコード密度の改善。
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2020年1月15日
RISC-VのQEMUおよびハイパーバイザーサポートに関する技術アップデート。
イベント
2019年4月4日
RISC-V Foundationは定期的にイベントやワークショップを開催しています。お近くのイベントにぜひご参加ください。
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2019年1月12日
Western DigitalのOmniXtendを詳しく解説し、コモディティファブリック上でのキャッシュへの直接アクセスについて説明しています。このオープンキャッシュコヒーレンシバスにより、異種デバイスがメインメモリと同じようにアクセスできるようになります。
ビデオ
2019年1月20日
OmniXtendのデモの設定方法を詳しく解説したビデオです。このデモでは2基のFPGAボードとプログラム可能なイーサネットスイッチを使用しています。FPGAボードのプログラミングと、スイッチでの実行に必要なP4コードについて説明しています。
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1. 社内テストに基づく